飲食店の釣り銭切れはトラブルのもと!対策方法を紹介
- 【このコラムでわかること】
- 飲食店で釣り銭切れが原因で発生するトラブルとは?
- 飲食店で釣り銭切れが起こった際の対処法
- 飲食店で釣り銭切れを起こさないための対策方法
飲食店を経営するうえで釣り銭の準備は欠かせませんが、用意し過ぎると場所を取りますし、もともとお店のお金ですから残っても売上になりません。
しかし、いざ必要なときに足りなくなり、お客様に迷惑をかけるのは避けたいところです。
そこで今回は、釣り銭が切れた際の対処法と、切らさないための対策をご紹介していきます。
レジ業務でつまずくことなく、日々の店舗運営をスムーズに進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
1 飲食店で釣り銭切れが原因で発生するトラブルとは
会計の際に釣り銭が切れていると、釣り銭準備のあいだにお待たせしてしまったり、細かい硬貨やお札でお返しすることになったりと、お客様に多大なご迷惑がかかります。
特に、お昼どきのお急ぎの方が多い時間帯だと、「いつまで待たせるつもりだ!」とクレームをいただくケースも少なくありません。
また、こうした店舗運営に関するトラブルが続くと、お客様のお店に対する不満やいら立ちが募り、悪いうわさが広まる可能性があります。
そんな事態に陥らないためにも、釣り銭切れを起こさないよう普段から準備しておきましょう。
2 飲食店で釣り銭切れが起こった際の対処法
飲食店の業務が忙しくなると、気がつかないうちに釣り銭切れになっていることもありえます。
万が一、釣り銭を切らしてしまった際は、以下でご紹介する2つの対処法で乗り切れるので、ぜひお役立てください。
2.1 謝罪して代わりの硬貨やお札で返す
釣り銭が切れてしまった際は、お詫びしたうえで代わりの硬貨やお札をお渡しします。
たとえば、500円玉がない場合は
「ただいま500円玉を切らしておりまして、ご不便をおかけして申し訳ありませんが、100円玉でのお返しとなります」
と、ひと言添えてお釣りをお返ししましょう。
そのひと言があるだけで、クレームにつながる可能性が小さくなります。
切らしているのがほかの硬貨、あるいは5,000円札や1,000円札などの紙幣でも対処方法は変わりません。
ただし、切れたのが1円玉だとこの方法は使えませんので、1円玉だけは特に切らさないように注意が必要です。
それでももし1円玉が切れてしまったのであれば、お客様に事情を説明して、1円玉のお釣りが出ないように支払い金額から値引きして対応します。
代わりの硬貨やお札でのお返しは、あくまでも一時しのぎです。
可能であればなるべく早く銀行で両替し、必要な釣り銭を準備できるように努めてください。
2.2 レジに注意書きを提示する
代わりの硬貨やお札をお返しするのであれば、レジの近くに以下のような注意書きを提示しておくのも効果的です。
「ただいま5,000円札切れのため、お返しは1,000円札で代えさせていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
お客様のなかには、いきなり細かくお釣りを渡されると不愉快に思われる方もいらっしゃいます。
お釣りが細かくなると事前にお伝えできれば、そういったお客様にも納得いただけるかもしれませんので、不満から生じるクレームの発生を多少は防げます。
また
「○○円札不足のため、ご協力をお願いいたします」
と提示しておくのも、1つの手です。
事情を理解して、不足しているお札で支払ってくれる方もいらっしゃるかもしれませんので、やっておくに越したことはないでしょう。
3 飲食店で釣り銭切れを起こさないための対策方法
そもそも釣り銭切れを起こさないようにするには、どのような対策を講じればよいのでしょうか?
ここからは、釣り銭切れを未然に防ぐために実施したい、4つの対策をご紹介していきます。
3.1 方法①レジ締めの際に釣り銭の残量を確認する
まずは、毎日のレジ締め作業の際に、釣り銭の残量を必ず確認してください。
残量を把握できていれば、補充が必要になるタイミングも自然とわかるので、釣り銭が切れる前に対応するのは容易です。
大型チェーン店のようなスタッフの多い店舗であれば、釣り銭が不足しそうになったら、誰かに両替に行ってもらうこともできます。
しかし、従業員が少ない小規模な個人店だと、業務が忙しい時間帯は両替に行くのも困難です。
そのため、必ずその日のうちに釣り銭の残量確認、または補充を実施しておきましょう。
なお、銀行が閉まる年末年始や連休の前は、特に念入りに確認することをおすすめします。
連休中に釣り銭が不足しても、銀行での両替ができないので、お客様に不便を強いる期間が長くなってしまいます。
下記の記事で、レジ締め作業の目的や作業手順について解説しています。あわせて参考にしてください。
▶参考記事:レジ締めとは?作業手順や効率化させるポイントも紹介
方法②両替機専用カードを用意する
銀行の両替機で両替する際、通常のキャッシュカードでは一度に取り扱える枚数に制限がかかっているのが一般的です。
そのため、大量に両替するなら、両替機専用カードを用意しましょう。
このカードは、飲食店のように日常的に紙幣や硬貨を大量に必要とする顧客向けに作られており、一度に数百枚単位で両替できます。
基本的に、カードを発行した店舗でのみ利用可能なので、お店近くの両替機のある金融機関でカードを作っておくと、いざというときに役立ちます。
方法③キャッシュレス決済を導入する
現金による支払いを減らすには、キャッシュレス決済を導入するのも一案です。
キャッシュレス決済のお客様が増えれば、当然釣り銭が必要になる場面も少なくなります。
ちなみに、経済産業省の調査によると、日常生活で「7~8割程度以上キャッシュレスを利用する」と回答した人は、全体の約半分であることがわかりました。
キャッシュレス決済の導入は、今後も経済産業省が主体となって進めていくので、ますます利用者は増えていくと考えられます。
参照元:経済産業省「キャッシュレスの将来像に関する検討会 とりまとめ」
つまり、キャッシュレス決済の導入は、お店側にメリットがあるだけではなく、お客様の利便性向上にもつながるのです。
方法④釣り銭補充の回数を減らせる自動釣銭機を導入する
当社の自動釣銭機「Pay Cube」は、釣り銭を専用のカセットから払い出します。そのため、硬貨・紙幣とも、非常に多くの釣り銭を保留しています。
さらに大量に必要となる硬貨についてはサブカセットも内蔵しているため、補充や回収の作業がほとんど発生しません。
万が一、釣り銭の補充が必要となった場合も、予備のカセットを用意しておけばカセット交換で簡単に対応できるので、スタッフの負担も少なく、お客様をお待たせする時間も最小限で済みます。
そのため、釣り銭切れが頻発する店舗には最適です。
また、トラブルが発生した際は、ディスプレイに表示されるQRコードを読み取ると、対処方法を動画で確認できるので、スムーズに対応することが可能です。
釣り銭切れが起きにくい自動釣銭機ならPay Cube
いかがでしたでしょうか?
飲食店での釣り銭切れはトラブルの原因になるので、できる限り起こさないようにしたいものです。
今回ご紹介した対処法や対策を実施すれば、釣り銭切れを乗り切る、あるいは未然に防ぐことが可能なので、飲食店を経営されている方は実践してみてください。
会計業務向上のための自動釣銭機なら「Pay Cube」をご検討ください。硬貨・紙幣ともに内部に保留できる量が非常に多いので、たとえ紙幣での支払いが続いたとしても、問題なく釣り銭を準備できます。
また、会計処理も速く、お客様をレジで待たせる時間を減らせるので、お店の満足度向上に一役買ってくれるでしょう。
PayCubeが気になった方へ